為替レートの表わし方にはいくつかの種類があります。
私たちが一般に見聞きするのは、1ドル=102円20銭、1ユーロ=143円20銭、
1英ポンド=165円30銭、などという表示の仕方でしょう。
この関係は、1円=0.009784ドル、1円=0.006983ユーロ、1円=0.006049ポンド、というようにも表わせます。
前者は、外貨の1単位を自国の通貨で表示するやり方を自国通貨建てといいます。
一方、後者のように、自国通貨の1単位を外貨で表示する仕方を外貨建て、または他国通貨建てといいます。
これらは、自分が外貨を使うときに自国に居るか外国に居るかで体感できるでしょう。
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例えば、米国に旅行したときなどは、100円=0.9784ドルといった表示の仕方が多いことに気づくと思います。
これは米国でドルを自国通貨建てで表わしているわけです。
どちらで表示しても同じことですが、一般にほとんどの国が自国通貨建てを
採用しています。
では、外為市場ではどうでしょう。
厳密には銀行同士が取引する銀行間市場ですが、そこではドルを中心に為替レートが表示されます。
例えば、一般に1ドル=102円20銭、1ユーロ=104.08円、1英ポンド=169.989円、1NZドル=85.308円、1豪ドル=92.809円のように表記されます。
このように、どこの国を基準にするかで外国為替レートすなわち換算率が決まります。